何でもバラエティ化してしまうテレビ局が、今度は自民党総裁選に向けて小泉進次郎氏を大きく取り上げている。専門的知識も経験もなく、感覚もおかしい彼に(首相官邸内で自分の婚約会見を行うなど)、日本の国と全国民の生活や命を託すというのか。
彼は国民受けする漠然とした話(ポエム?)は得意だが、厳密で論理的な議論はできない。今後、他国の首脳とまともな話をしたり、ごまかしではない国会答弁ができるのだろうか。万が一彼が首相になっても、すぐに化けの皮がはがれ、もって1年だと思うが違うだろうか。
テレビ局は、バラエティ的に一番盛り上がる彼を担ぎ上げて、視聴率を稼ごうと躍起に見える。国や国民生活に対するテレビ局の影響はこの国で最も大きいという自覚を、テレビ局員は持っているのだろうか(世論形成によって、政治をも左右できる)。