家の近くにあるスーパー5軒を回ったが、どこでもお米は売り切れだった。テレビ局が情報番組で、「スーパーからお米が無くなっている(=「だからみんな急いで買え」)」と全国にアナウンスしたためであろう。
たしかに昨年はコメの収穫率が低かったが、スーパーからお米がすべてなくなるほど足りないわけではない。どこかのスーパーで一時的に売り切れたか販売しているお米の量が減ったかしたことにテレビ局が食いつき、「コメがない」、「もう売っていない」とやった。実際、テレビ局が煽るまでは、私の家の近所ではどこでもコメを売っていた。
現在は情報番組でも「買い占めなければコメはお店から無くならないから、たくさん買わないように」と呼び掛けているが、まさにその通りで、テレビ局が国民に対して慌てて必要以上にお米を買わせなければ(テレビ局が嘘を社会に流布しなければ)、こんなことにはならなかったのである。新聞社による嘘の慰安婦記事(韓国との慰安婦問題対立のきっかけを作った)もそうであるが、マスメディアは国家や社会を揺るがすような嘘情報を、あまりにも安易に流してしまう。幼稚で無知で恐ろしい。意図的かミスかわからないが、大勢による番組内容や記事のチェック体制の強化を望む。