マスコミ(特にテレビ局を指す)は、次期総裁選立候補者に名前があがっている議員として、必ず小泉進次郎氏を入れる。本当に名前があがっていると言える程度の支持をどこからか得ているのだろうか。マスコミの作り話であれば意図的な世論操作であり、許されないことである。

 小泉氏と聞くと、環境大臣としてレジ袋を有料化したこと、国際会議でポエム発言ばかりしていたこと、個人的な婚約会見を首相官邸(アメリカで言うとホワイトハウス)の中で行ったことなどが頭に浮かぶ(なぜ他の米国議員はだれもやらないのか)。経済や外交、軍事、災害などの知識や経験なしに、それらのかじ取り役、指示役をやるというのだろうか。できるわけがないから、それぞれの官僚や派閥の長の言いなりに動くしかなく、日本は要を失いバラバラになると思う。持って1年であろう。それなのに、マスコミは必ず小泉氏の名前を毎回出す。誰が推しているというのだろうか。

 マスコミは、総裁選までバラエティ化して盛り上がれば何でもやってやれという思考なのだろう。先日、情報番組で総裁選の構図についてフリップを使って説明していた局アナは、終始笑顔で楽しそうに話していた。何がおかしいのだろうか。テレビゲームなどの戦いと同じ目線で見ている。

 マスコミの考えることややること見ていると、私は本当に気持ちが悪くなる。

 

 話は変わるが、総裁選に絡んで今朝のニュースに麻生氏がうつっていた。数か月前、岸田首相を中心にして国民も派閥を無くそうと頑張っていた時、なぜ麻生氏が自分の派閥だけは残すと言ってもマスコミは非難し続けなかったのだろうか。マスコミが、日本の悪しき派閥政治、数による独裁政治を黙認によって残したのである。最大にして最後のチャンスだったのに。マスコミは恐ろしいことを深く考えずあっさりとやってしまう。国を動かせる最大の影響力を持っている所がこれだから、政治も社会もよくならないのだろう。ニュースにまでジャニタレや三流お笑い芸人が入り込んでいる。ニュースと情報番組を一緒にして、国民を煽ったり茶化したりするようになった。そこで改善策として、テレビ局をニュース(政治や社会問題などの本格的な調査や相対する2つ以上の提言等はこちらに分類)とバラエティ(無責任な情報番組もこちらに分類)の2つの会社に分けるというのはどうだろうか(建物も管理職も別にする)。同じ会社内でやっていると混在してくるだろうし、部を超えて相談や圧力(お願い?)をかけにも来るだろう。放送部門だけを共有して、あとは完全に独立しておこなう仕組みにしないと、今の状況を本当に改善することは無理だと思う。