パリ五輪日本選手団の解団式が行われた。
阿部詩選手は体調不良で不参加だった。こういうところを直さないと、次の五輪も勝てないと思う。
もし体調不良が本当であれば、精神面が原因の可能性が高いが、彼女以上の長い年月をかけて練習してきてメダルを取れなかった選手は何人もいるのに参加している。阿部詩選手は、精神面も体調不良になるような柔(やわ)な体も、鍛えなおす必要があるだろう。
それにしても、解団式は出るべきだった。みんなで団結して戦うことから生まれるパワーを彼女は大事にしたほうがよい。一人で戦い、一人で負け、最後は悲劇のヒロインになって、自分の殻に閉じこもっている。今の自分を壊すためにも、式に出たほうがよかった。このままの状態であと4年間は、精神面も健康面も持たないだろう。
どうしてもわからなければ、社会人やスポーツウーマンのマナーとして、常識として、このような式や他人の表彰式などには出席したほうがよかった。自分が表彰される時に、称え拍手をしてくれる観客が詩選手と同じような行動をとって無観客の中で自分の表彰式をやることを想像してみてほしい。そんなことは社会人として未熟であり、あり得ないことである。
それに、あれほど国民から応援もされたのだから、できれば解団式後の会見にも参加し、応援してもらったことに対する感謝も一言伝えたほうがよかった。感謝の気持ちや謙虚さは、自分のものすごい力となるのだが。
次のオリンピックが非常に心配である。