パリ五輪の100メートル決勝に進んだ8名は、全て黒人だった。柔道団体優勝のフランスメンバーも全員黒人だ。日本でもハードルなど活躍している選手を見ると、黒人とのハーフが目立つ。傾向として、白人や黄色人種など黒人以外の人種と比べて、黒人の運動能力は一般的な傾向として高いように感じられる。

 柔道団体決勝の組み手争いなどを見ていると、フランス選手の攻撃性や素早さに驚かされた。私はボクシングのように感じた。SNSでは、「ラグビーのタックルのようだ(阿部一二三選手との試合)」などの反応があった。

 なぜ、黒人の運動能力が高いのだろうか。DNAに、他の人種と違いがあるのだろうか。あるとしたら、他の人種の選手たちは、後天的な練習によってその違いを補うことはできないのだろうか。

 スポーツ競技で勝つためには、根性論だけで練習しても勝てない。様々なことを科学的に分析し、根拠をもって効果的な練習をすることが重要であろう。

 柔道の阿部兄弟は次のオリンピックでの金を目指すという。今後の4年間これまでの練習を繰り返したり、練習時間を延ばしたりするだけでは勝てない可能性がある。私だったら、今回負けた時の技も含め、過去に負けた選手達はどのような珍しい攻撃で負けたかを可能な限り多く分析し、あらゆる攻撃に対応する練習を徹底的にするだろう。それと同時に、ともえ投げで勝つ女子選手のように技で安定的に勝つ選手の技も練習していく(試合で使う使わないは別にして)。今回柔道を見ていて、組み手争いも非常に重要のように見えたので、ここも徹底的に練習する。また、誰もやらないような技を、柔術や合気道、ボクシング、レスリングなど他の競技から学び、身に付けるだろう。勝つための練習を心掛けてほしいものである。