朝の番組を見ていると、幼稚園の子供がやるような踊りやじゃんけんぽん、気まずくするような不自然な突然のポーズなどが目立つ。だれがやりたいだろうか。だれが見ていたいだろうか。「次は○○」というテロップが出ても、次を見るとテロップとは違う天気予報やニュース。アナウンサーが食事をする姿だけをじっと見せられたり、ピアノ演奏を聞かされたり・・・(ピアノ演奏を聴きたいから朝のテレビを見ている人はいないだろう)。
もうめちゃくちゃで、見ていてとても疲れる。最近は、NHKしか見なくなった。数十年前は、こんなバカげたことはなかった。時代の流れで、あえてそうしているのではない。世代交代した無能な若者たち(プロデューサーや演出家など)が、視聴者の興味関心を無視して、自分が面白いと思う短絡的で幼稚で低俗な番組を、身内だけで盛り上がって作るようになったのだろう。朝の情報番組だけではなく、バラエティ番組もそうだ。
テレビ局は、事務所との癒着関係によって、歌番組でジャニーズと坂道(秋元氏関係)ばかりを取り上げてきたため、ここ20年位は後世に残るような歌、誰もが口ずさめるような歌があまり出てこなかった。だから、昭和の歌を振り返る歌番組しかできない状態だ。
ドラマは、俳優経験のない表現力に乏しいジャニタレが主人公の番組が多い。今朝、声(発音や発声など)で批判を集めている相葉氏が声優をするという。事務所との癒着関係によって、能力のない者でもできる時代である。オーディションや過去の作品などで高評価を受けたから採用するということがテレビ界にはなくなってしまった。このような判断をしているのは、人選の権限を持つ今のテレビ局だろう。
パリ五輪の女子バスケでは画面に時間も点数も表示されず、子供達などから集めた大切な募金を横領していた24時間テレビも、自粛することなく格好をつけた理由でやり通すようだ。
すでに退職した昔のテレビマンたちが、非常勤としてテレビ局に広く入り、指導することも大切だと思う。