パリ五輪卓球女子の3位決定戦で、早田選手に負けた韓国の選手が試合直後に早田選手に近寄り笑顔で抱擁したり言葉をかけたりして祝福していた。年齢は早田選手より4つ下だ。

 日本の卓球女子選手たちには、このような振る舞いができるだろうか。早田選手は、注射をうって臨んだとか、言う必要もないことばかり言っている。「それでも勝ってすごいね」とほめてほしかったのだろうか。自慢したかったのだろうか。

 このブログでもずっと言ってきたが、日本の卓球女子が中国に勝つためには、他人に対する敬意、誠実さ、謙虚さを身に付けて練習や試合に臨むことが重要だと思う。他人をバカにしたり(試合中にニヤニヤしたり日常で他人をからかったりなど)、自信過剰になったりしていると(自信過剰は練習の仕方を誤らせ試合でのプレッシャーを大きくする)、頂点には届かない。

 それにしても、韓国にこのような素晴らしい人がいるとは思ってもいなかった。この若い選手も韓国の公教育を受け(教科書や教師から)、自国のマスメディアに接しながら成長してきたはずだ。事実を知らず嘘をたくさん植え付けられ、恨みを学んだ。それにもかかわらず、影響を受けなかった人もいることがわかりよかった。韓国ではなく、海外で長く卓球を学んでいたのだろうか。