パリ五輪では、誤審が相次いでいる。日本も結構被害にあっている。

 スポーツ競技においては、地域の大会や市の大会程度であれば審判員が誤審をしても大きな影響はないかもしれないが、全国大会や世界大会といった大規模で選手達の人生にも大きく関わるような試合においては、人である審判員の判断のみではなく、機械(映像やレーザーなど)などで厳密に判断したほうがよい。特に4年に1度しかないオリンピックでは、小さい頃から目標にし長期にわたってものすごい努力をしてきたことをムダにし、その後の人生を大きく変えてしまう誤審は、絶対にあってはならないことである。とりかえしのつかないことで、責任を取れないだろう。金メダルの数は、国のイメージまで変えてしまう出来事だ。

 日本も、柔道や男子バスケで被害にあっている。柔道では日本が抗議をしたら審判団が笑っていたという。男子バレーでは、抗議を続けたアルゼンチンの選手がレッドカードになり、そこから日本が逆転した。やはり機械による監視、及びそれらを見て分析・判定する複数による公平な専属専門家グループが必要だ。