教員の働き方改革を本気でやろうとするのであれば、まず通知表の所見(あたり障りのない文章)を無くしてもらいたい。児童数分の所見を作って書くのにどれほどの手間と時間を要することか。生活状況の項目ごとに、3段階評価のみでよい(大まかな本当の傾向を伝えるだけでよい)。保護者が、学校での子どものようすについて具体的なことや正確なことを聞きたいのであれば、二者面談や教育相談、電話などを利用したほうがよい。

 指導要録の所見もいらない。子供について次年度の教員が知りたいのであれば、理由は省略するが要録とは別の記録を見ればよい。

 教員は、本務である授業や教材研究(授業準備)以外の仕事(例えば事務や会議、研修、アンケート、毎日放課後に行う学校対抗のサッカーやバスケ、陸上のための指導、家庭学習の丸付けや言葉の記入など)がとても多い。いずれも、それらが必要な理由を優先させて、大事に継続され続けている。教員の働き方改革は、文科省や教育委員会の人々の意識改革ができるかどうかにかかっている。文科省が、「教員の研修時間を半分にしてください」「校長が残業教員をほめることを禁止します」などといえば一発で決まるし、言わなければだらだらといつまでも続く。