親や親せきの人は、子供と接する時の第一声は「学校は楽しい?(楽しかった?)」だ。他に聞くこともないのかもしれないが、これは大人に対して「仕事は楽しい?」と会うたびに問うようなもので、子供にとっては面倒なものであろう。大人同様に子供も、家で自由に過ごしたり好きなスポーツや遊びをしたりしている時のほうが楽しいに決まっているので、返答に困り一瞬悩ませる。「楽しくないよ」とも言えないので(言うと突っ込まれて面倒くさくなったりがっかりさせてしまうから)、ルーチンワークのごとく「楽しい」と伝えて大人たちを喜ばせてやっている。相手に面倒をかける意味のない形式的な「仕事は楽しい?」や「学校は楽しい?」質問は、いらないだろう。
子どもと話したいのであれば、「水泳の授業はいつから始まるの?」とか「クラブは何をやっているの?」、「学校で何か飼っているの?」など、具体的な質問のほうが子供側も答えやすいし、そこから話も広がっていく。