那須町で発生した雪崩事故で、教諭達に実刑が言い渡された。「自然災害ではなく被告らによる人災で起きた事故」との宇都宮地裁判決だ。
教諭達は自分たちの命もかかっているし、実際に教諭1人も亡くなっている。教員として、引率している児童の命も大事に思っているのは当たり前だ。したがって、想像しうる危険に対しては、当然対策や準備をしていたはずである。怠けて、あるいは意図的に自分達や生徒たちの命をあえて危険にさらす行為をする人などいるはずもない。馬鹿げている。だからこの事故は、私は人災ではなく自然災害だと思うのである。
「人災云々」の話なら、今年の初めに羽田空港で起きた事故こそ、管制官や海上保安庁側の機長の職務怠慢で起きた事故であり、業務上過失致死で起訴される事案だと思うのだが、誰も起訴されなかった。どこからかの圧力でもあったとしか、私には思えない。