ネイションズリーグの男子バレーを見ていたが、背の高いアルゼンチン相手に、日本は単調な力任せのアタックが目立つ。同じ選手に3回打たせ、全てブロックされ、最後は返せずに点を取られた。
これは男女ともによく見られる日本の特徴である。時間差攻撃やバックアタック、横に走ってのアタックなど、相手のブロックを崩しておいて打つのではなく、ブロックの高い相手に対してなかなかアタックを決められない同じ選手に連続でトスを上げて、3~4回目の最後はブロックされる。日本は、この最悪攻撃をやめてもらいたい。
アタックを打つ時は、相手の高いブロックに向かってただ力任せにアタックを打たないこと(ブロックされて自爆する。必ず何らかのフェイントを入れてからアタックするようにする)、アタックを決められなかった選手に3回4回と連続でトスを上げてアタックをさせないこと(単調アタックしかできずに何度も強烈ブロックをされているうちに、疲れてジャンプが低くなり打ったボールも遅くなり、最後は自滅する。これは私が見た内では100%そうなった)。
それから、大事な場面で必ずミスをしてセットを落としたり、分岐点となるような大事な場面でブロックに合ってそこから一気に点を取られる流れにしたりする選手がいる。女子選手だが、その選手のせいで過去2回、大きな国際大会で日本が負けたと私は見ていたが、今回もその選手が出てきてがっかりした。普段はよく点を取るが、接戦の試合となった時、大事な場面になるとサーブミスをしてみたりアタックもきめられなくなったりして、流れが向こうに行き、今回も4試合目は負けた。彼女がいるからいつも大事な試合で、大事な場面で勝てないのが事実だと思うが、違うのだろうか。2度あることは3度あるという。監督には、呪縛や過去からの思い込みを捨て、現実を見て出場選手を決めてもらいたい。