NHKの朝ドラでは、これでもかと同じ言葉を繰り返す。
「ちむどんどん」では、「ちむどんどんする~」「にんじんしりしり」が、くどい!もう聞きたくない!と思うくらい何度も何度も主人公によって話されていた。次第にこの言葉が嫌いになり、最後にはドラマ自体が大嫌になってしまった。
「ブギウギ」では、「楽しいお方も~」を数十回は聞かされたであろう。もううんざりして「ラッパと娘」が嫌いになり、やはり最後はドラマ「ブギウギ」そのものが嫌いになった。年末に総集編があっても、もう二度と見たくないところまで私はなってしまった。
現在の「虎に翼」では、「はて」が繰り返し主人公によって発せられる。誰が話し言葉で「はて」などと使うだろうか。実際、ドラマの中でも他の出演者で「はて」という人はいない。ニュアンス的にも、傲慢な態度で人をバカにするような感じを受ける言葉だ。上司や年上には普通の人であれば使えないだろう。この不自然な言葉の多用によって、私は次第に「はて」という言葉が嫌いになってしまった。もう二度と聞きたくないところまできた。このままいくと近いうちにドラマ自体までが嫌いになりそうである。
不自然でしつこい演出は、心の調和を乱し、イライラさせる。「がんばれ、NHKスタッフ!」