女子の卓球世界大会は、日本が中国に敗れ銀メダルに終わった。いつも通りの結果だったが、2-3での負けなので、内容的には以前よりもよかった。ただ、中国は半年後のオリンピックには、今回の反省点を克服して望んでくる。そうなると、日本も現状維持ではオリンピックで負けてしまう。

 対中国の試合で、日本団体メンバーの中で一番安心して試合を見ていられるのは、私は平野美宇選手である。昨年も世界ランク1位の選手を含む3人の中国選手に連続で勝つなど、強さと安定感(ミスの少なさ)、対応力は、ずば抜けている。早田選手は、パワーはあるが正攻法すぎて相手選手が対応しやすいし、伊藤美誠選手は精神的に不安定でミスが多くスマッシュなども入らなくなって自爆してしまう。張本美和選手は、国際試合における経験不足と新しい選手への対応力の低さがある(いつも試合をしている国内選手には勝てるが・・・)。

 そうなると、パリ五輪の対中国戦では平野美宇選手を2回出場させ、他の対戦で日本側が勝つためにダメもとで張本選手を中国のエースに当てるのがよいと思う。最も強い平野選手を1回しか試合に出さないのは得策ではない。

 しかし、オリンピックの卓球団体では、3人のうち1人がシングルスの2試合に出場し、残りの2人がダブルスとシングルスに1試合ずつ出場するというルールになっている。そうなると、オリンピックでは、平野選手と張本選手がペアを組むのであれば、やはり早田選手が2試合出るしかないのだろう。早田選手は、絵に描いたように弱い選手には勝てるが強い選手には負ける。当たり前のようだが、平野選手は強い相手にもすぐに対応してミスなく向かっていく。そこが彼女のすごい所なのだが・・・。オリンピックでの理想メンバーは、張本選手の代わりに伊藤美誠選手が出て、平野選手が2試合出場し、伊藤選手と早田選手がペアを組めば、対中国戦で勝機はあったように感じる。しかしそれは伊藤美誠選手が承諾しなかったであろう。

 まとめると、今回の世界卓球では対戦オーダー次第(平野選手を2試合に出す)では金メダルが取れたし、パリ五輪では日本が中国に負けて銀メダルに終わると予想する。金メダルを取れるか取れないかは、純粋に選手の実力のみで決まるわけではないのだろう。