「世界で最もLGBTQ+フレンドリーな国」に選ばれたカナダで、女子バレーボールの試合にトランスジェンダーの選手が5人出場し、議論になっているという。

 公平・公正で厳密な議論をせずに、感覚的・自己満足的に新語を叫ぶからこうなる。地獄の無限ループである。

 早く「ダイバーシティ」や「SDGs」、「LGBT」等々についても、真剣な議論を行ったほうがよいだろう。あり方というより、社会学的、生物学的、政治学的、環境学的に適切なことなのか、そして総合的に人類全体としてどう扱うかを決めなければ、これらの概念によって自分勝手がなんでも通ってしまう無秩序の社会になっていく可能性もある。自由や人権を振りかざして、他人や世界がどうなってもよい(変わるべき)と思っているのでは、本末転倒である。