「セクシー田中さん」の脚本家である相沢知子氏が、コメントを発表した。
「いったい何が事実なのか、何を信じればいいのか、どうしたらいいのか、動揺しているうちに数日が過ぎ、訃報を受けた時には頭が真っ白になりました。そして今もなお混乱の中にいます。
SNSで発信してしまったことについては、もっと慎重になるべきだったと深く後悔、反省しています。もし私が本当のことを知っていたら、という思いがずっと頭から離れません。あまりにも悲しいです。
事実が分からない中、今私が言えるのはこれだけですが、今後このようなことが繰り返されないよう、切に願います。」
まとめると、「私は騙されました。もし本当のことを知っていたらこうはなりませんでした。このようなことが繰り返されませんように」ということだ。自分が繰り返さなければよいだけの話なのだが・・・。
身内の製作事情を、しかも真実かどうか確認もせずに、全国向けのSNSに投稿して、原作者を攻撃することは適切ではなかった。どうしても文句を言いたかったのであれば、直接日本テレビなり脚本家に言う筋のものだし、直接言えば自分の誤認識もわかったであろう。
彼女のコメントからは、反省より「自分のせいではない」という他人事のような強い意思が伝わってくる。脚本家に対する最初のコメントでも感じたが、彼女には、自分は大事にされなければならない優れた脚本家だという歪んだ強いプライドが感じられる。それを捨てない限り、今回の事件の真相を彼女が理解することはできないと思う。一番の核心的で重要な問題点は、彼女がSNSに余計なことを書き込んだということである。
いずれにせよ、両者の言い分が事実であれば、「重く受け止め・・・」以降はだんまりを貫いている、中間者の日本テレビが非常に怪しくなってくる。ジャニーズの時のように、今回も第三者委員会による調査を拒み、自分たちで都合の良いほどほどの調査結果を発表して幕引きを図ろうというシナリオを作成中ではないだろうか。だんまりを決め込んで偉そうに他のニュースばかりを伝えているnews zeroの有働氏まで、悪者に見えてくる(日テレの言う通りに動いているだけなのだが)。彼女は3月でやめるそうだが、ジャニーズ問題も含め、日頃の日テレの発想や行動に我慢ができなかったのではないだろうか。