松本人志氏の性加害疑惑について、フジテレビの佐々木恭子アナウンサーが情報番組内で、「社会的にパワー、地位がある人は自分に本当のことを言われていない可能性がある前提がないと恐ろしいことになる。同意があるように見えても、本当はどういうことを考えているか、言わせてない可能性があるとは思う」とコメントしたという。

 松本氏に忖度することなく、とても冷静で客観的に考えていることに驚いた。松本氏の身内の芸能人コメンテーター達は、こぞって「(松本氏と被害者女性の)どちらの言い分が本当かよくわからないから今は何もコメントできない」と言って逃げ回っているが、今の時点で分かるわけがないのだから、どちらが正しいということを話す必要もなく、コメンテーターであるならば佐々木アナウンサーのように松本論争で抜けおちている視点などを示したりすればよい。身内のコメンテーター達は、自分の能力の無さを、論点をずらしてごまかしているにすぎない。学歴欲しさ、仕事欲しさにどこかの大学院を出たのかもしれないが、身の程を知らないでかっこうばかりつけていると、見る人が見れば、ただの恥ずかしい人で終わるだろう。

 佐々木アナウンサーのコメントを聞いて、納得でき感心した。松本氏問題において、コメンテーターとしての仕事をまともにした(役に立つ客観的なことをコメントした)唯一の人ではないだろうか。よい視点に触れることができた。