安倍派も解散することになった。安倍派の議員たちは、ここでいったん区切りをつけたほうがよいということで解散になった、と口々に話していた。

 ということは、国民が忘れた頃に、「〇〇勉強会」とか「〇〇研究会」などと名前を変えて、同じメンバーが集う約束をしたと私は捉えた。そうだとしたら、それが実現されないようなルールを今のうちに作らないと、派閥の解消にはならない。今回の派閥解散劇は国民に対する「ごまかし」「うそ」で、今回解散しないより悪質でたちが悪い行いになってしまう。

 しっかりとルールを作らなければいけない。

 さらに言うと、金がかかると言われる選挙活動も無くしたほうがよい。国民による国政選挙は、頭を下げ握手をしながらお願いして投票してもらうものではない。親時代からのコネで投票してもらうものでもない。選挙演説は自分が必ずすることを言うのではなく、すべての人が願っている当たり前のことを言うだけで意味がない。力強く話すなどの演技力で投票してもらう仕組みもおかしい。知識や経験、思考力や想像力、実行力や表現力、リーダー性等々、政治家としての資質のある人が国会議員になるべきなので、立候補者のこれまでの経歴や実績を新聞なり広告で国民に伝えて、それで国民一人一人が自宅で決めるのがベターであろう。当然復活当選などのおかしな仕組みも、なくさなければいけない

 それから、国会議員の年収を国家公務員と同じにすることも重要だ。それによって、ゆがんだ目的で政治家になる人をふるいにかけて、誠実で真に国家国民のためになりたいと思う人が集うようになる。態度が悪く地位にあぐらをかいて豪遊ばかりしている政治家達も、安い給料であれば自然といなくなるだろう。

 派閥解消と選挙方法の改善と政治家の給料を上級公務員と同じにするという3つを、十年以上前からこのブログで訴えてきたが、何とか1つ目について動き出したようだ。元に戻れないようにすることが大事だ。