土曜日の楽しみが、朝の「旅サラダ」と「ぶらり途中下車の旅」を見ることだったが、「旅サラダ」はジャニタレが入ってきたりメンバーが減ったり司会者の1人が不在のままだったりして、最近見なくなっていた。

 今日は、唯一の楽しみとなっていた「ぶらり途中下車の旅」からテレビをつけたが、なんと旅人がジャニタレだった。急いでテレビを消して悲しんでいたが、もしかしたら上手にレポートができる人なのかもと思いテレビをつけて5分くらい見てみた。間があくことがなくずっと見たままを説明する感じで、見ていて疲れるし一緒に旅をして楽しむ思いにはなれなかったので、「旅サラダ」同様に30年以上見続けてきたこの番組も、今日初めてテレビを消してぼーっとしていた。とても悲しい。

 ジャニタレは、ドラマやキャスター、歌謡祭の司会、旅番組のゲスト、レポーターなど、ジャニタレ以外の芸能人でもっとうまく楽しく魅力的にできる人がいるのに、個性や魅力に欠け、下手でつまらないものをあえて見たいとは個人的には思わないのである。歌にしても、皆同じようなメンバー構成(人数)、曲、ダンスで、ファンでなければ違いもよくわからない。これは客観的なことなのかどうか私にはわからない。ジャニタレが好きで見たいと思う人がいるなら、その人たちは見ればよい。私はこのように思っているということである。そのような私が、なぜそのようなジャニタレがどんなジャンルの番組にも出演するのか考えると、やはりジャニーズ事務所だからであり、ジャニタレだからなのだろうと思う。それしか理由が私には考えつかない。1月スタートの新ドラマもジャニタレ主演のものが多い。

 テレビ局によるジャニタレ優遇措置は、喜多川氏事件を受けてなくなるものだと勝手に思っていたが、そうではないようだ(NHKだけは、「公平・公正」な営業方針に切り替え、現在も維持している)。記者会見から半年ほどが過ぎて国民も忘れてきた頃なので、テレビ局もまた以前のジャニタレ一択の方針に戻しつつある。今後さらにエスカレートしていくのだろう。私の見る番組がどんどんなくなっていく。