ドラマが好きなので、1月スタートのドラマを見ようと2つチェックしたが、2つともいわゆる「ジャニタレ」(当ブログで言う「ジャニタレ」とは、旧ジャニーズ事務所による脅迫営業、テレビ局による忖度営業によって作り出された虚像タレント、実力の伴わないタレントを指す)が主役で、どちらも見るのを断念した。私はジャニタレではなく、プロパーの俳優さんたちが演じているドラマを見たいので、個人的にジャニタレが出るドラマは見ないことにしているのである。

 今日の午後、以前に放送された「大奥」(フジテレビ)の再放送を見た。NHKの「大奥」と同じように面白かった。そして、来週から新たに新作の「大奥」(フジテレビ)が始まるという。「頼むからジャニタレが出ませんように」と祈りながら、番組のホームページでキャスト一覧が表示されるボタンを押してみた。「ガーン」。やはりジャニタレが1人くっついていた。

 秋スタートのドラマもジャニタレばかりであったが、それにもまして今年はジャニタレ優遇措置に拍車がかかっているように思う。

「メディア業界の解体的出直し」「圧力や忖度はやめる」「公平・公正な番組作り」などと言われ、全テレビ局、多くのテレビ出演者たちが反省の弁を述べたのは昔のことではなく、つい半年ほど前のことだ。やはりテレビは「なんでもあり」でできており、そもそも「重く受け止めてこれから変わっていきます」と言っても変わった物(理想形やゴール)が存在していなかったのだと思う。

 あれほど大きな事件が公になり、テレビ局やテレビ出演者たちが総ざんげしても、1年と持たなかった。変わるのは、永遠に無理だと思う。もし今後変わっていける時が来たとしたら、どんなターニングポイントの事件が公になった時なのか。今後、喜多川事件以上の事件は時代的(内容)にも時間的にもおそらく起きないだろう。