地震に伴う輪島市の火事であるが、3時間以上も消すことができず、どんどん広がっている。道路の亀裂などで消防車がたくさん集まれないようだが、水をかけて山火事を消すヘリコプターを出動させれば、海の水を使ってすぐに消せると思うのだが・・・。火災発生後、1時間で地上から消すのは無理だと素人でもわかった。あの時に出動すれば今頃は消えていた。今からでもヘリコプターを使えば消せる。木造家屋の多い地域で、これ以上広がったらヘリコプターでも消せなくなり、自然消火を待つしかなくなる。自衛隊などへの救助要請のための会議をしたり書類にサインを書いたりして出動手続きに時間をかけているのだろうか。大規模災害時における手続きや形式的要請は全部終わってからでよいから、とにかく急いだほうがよい。
現在、多くの人が近くの公園や高台に避難している。倒壊家屋に押しつぶされている人も大勢いるようだ。自衛隊でも近くの金沢市などでもいいから、すでに毛布や食料をもって、救助隊が能登半島に向かっているのだろうか。ヘリコプターを使ったり船を使ったりしての救援活動計画などは無かったのだろうか。昨年から能登は地震が多発していた。県や地方自治体は、災害時における対応策を考えていなかったのだろうか。今夜は冷える。
1つ1つが準備不足で対応がスローだ(追記:総理が自衛隊派遣を表明したのは8時間後の24時前)。これでは、南海トラフ地震が起きて広範囲に火災や家屋倒壊が同時に発生したら、何もできずに指をくわえてみているだけのような気がする。国は、事前にすべての状況を想定して対応策を考えておかなければいけない。
特に南海トラフ地震に向けては、自衛隊によるすぐの救助の他に、想定被災地県とそこを専門に救助する安全な県(東北や北陸、九州などの県)を結び付けておいたほうがよい。国だけでは、手に負えないだろう。日本国民は災害に備えて、もっと真剣に具体的で完璧な計画(どの場面で臨機応変な対応に任せるか等も含め)や準備をしておいたほうがよい。そうでないと人災になる。