年末年始は特番が多い。今日の午後は、テレビ朝日で「相葉ヒロミのお困りですカー?」がある。

 二人の活動時期を調べると、ヒロミ氏のほうが10年早く、先輩のようだ。芸歴に関係なく、個性や魅力、盛り上げ力、面白さなど、全てにおいてもヒロミ氏のほうが上だ。それなのに、なぜ「ヒロミ相葉の・・・」ではなく、「相葉ヒロミの・・・」と、相葉氏の名前を先につけたのだろうか。

 それは彼が「ジャニタレ」だからである。それ以外の理由を思いつく人は誰もいないだろう。テレビ局によるジャニタレ忖度は、半年も経たずに復活した。ジャニーズ問題について、テレビ局は第三者委員会による調査と結果公表をかたくなに拒み反省しなかったから、改善できなかったのである。「反省なしに進歩無し」である。そもそも、この番組で相葉氏以外の適任者(視聴者が見たいと思う芸能人)が芸能人にはごまんといると思うが、なぜ相葉氏になったのだろうか。それも「ジャニタレ」だからだ。

 半年ほど前には「メディア業界の解体的出直しが必要」などと言われたが、冗談にもほどがある。そろそろ国民も忘れてきた時期だ。来年からテレビ局は、能力や魅力、個性など実力に関係なく、ジャニタレ最優先のバラエティ番組、主演ドラマ、旅番組、ニュース(キャスターやコメンテーター)、情報番組作りに全力で突き進むのだろう。昨日は、東山氏が「必殺仕事人」に出演しており、びっくりした。あまり宣伝せず、不意打ちのように忖度番組を決行していた。彼のソーセージ疑惑をはじめとしたセクハラ、パワハラ行為疑惑は、テレビ業界によって完全に黙殺された。テレビ局の行動基準が、正義や社会常識、法、道徳から離れたものであることに、私は恐ろしさを感じる。

 おかげでテレビっ子であった私も、最近はあまりテレビを見たいと思わなくなってきた。CMを挟みながら同じ場面を繰り返し放送して前に進まなかったり、普通のセリフのバックに大勢の笑い声を挿入したりなど、不快になる程の過度な演出頻度も増してきた。歌手もお笑い芸人も偽物が多すぎる。

 今後、テレビ局はどうなっていくのだろうか。