大谷選手のグラブが続々と全国の小学校に届いているという。
わが校の教育課程にそぐわない、大規模校で全員が利用できない等、諸々の事情で受け取りたくない学校にも、強制的に送られてくるのだろうか。
このようなことをすると、その学校で現在、そして将来学ぶ児童全員にとって「素晴らしい人」「立派な人」となる。それが全国すべての小学校となると、将来的に日本人全員が「大谷翔平は英雄だ」と刷り込む教育を事実上受けることになる。そして、それを強制的にやるのは、大谷氏本人だ。全国の野球スポーツ少年団などに送るならまだわかるが、全ての日本人が受ける公教育の場である小学校に個人が自由に物を送って教育活動に利用させるなど、決して許さることではないと思う。今、テレビは大谷選手一色だが、野球に興味がない人や嫌いな人など、関係のない大人や子供もたくさんいるのである。世の中も洗脳されすぎだ。
そもそも、多くの子供達の興味関心が以前より野球に傾いてしまい、バドミントンや卓球、柔道など、他の競技に興味を持ち、練習したい、学びたいと思う子供たちの割合が減ってしまう心配もある。