「サンデーモーニング」を見ていたら、自民党の「政治と金の問題」は過去数十年にわたり「ばれては反省」を何度も繰り返されてきたので、緊張感をもって政治をしてもらうためには政権交代の形を作らないとだめだと話していた。
私も賛成である。これしかないと思う。そこで提案だが、形式だけの参議院は廃止し、衆議院だけで総選挙を行い、当選者はくじ引きでAかBの政党に振り分け、強制的に大きな2つの政権を作るのはどうだろうか。そして、党内での派閥づくりも禁止にする。官房機密費など、全ての収支を透明化する。国家機密にあたるものは、数十年後に開示するようにすればよい。さらに言えば、政治家の給料や手当を国家公務員と同じくすれば、ゆがんだ目的で政治家になろうとする人を排除することもできるだろう。
今の野党では弱すぎるしイメージもよくない。政権交代は実現しない。強制的に2つの政党に分けると基本政策はどうなるかとなるだろうが、これまでも政党に入れば幹部の言うとおりにやるしかなく、党内で意見が分かれてもそれによって深い議論がなされるだろう。そもそも国や国民のための政治をしたいと全ての議員が思うなら意見は一致する。あるいはバランスの取れた妥協案が生まれる。
政治家たちの違法行為や不適切行為、責任逃れ、嘘や詭弁、族議員や自己保身のための政治をとめるには、これしか私には考え付かない。今回、部分的に少し改善させてみても、政治家たちの意識や基本的な仕組みが同じであれば、また繰り返される。今までがそうであったように。
永遠に繰り返すか、政治家たちの意識や仕組みを強制的に変えてとめるか、これを決める権限を持っているのが、違法行為をしながら税金や権限を好き勝手に使って贅沢をしてきた当の政治家達本人というのが、またまたうまくできた仕組みだ(皮肉)。おいしい蜜を自分から捨てるはずもなく、これでは変わらない。全国民と全マスコミが協力して、途中でやめたりせずに変わるまで毎日毎日主張を続ければ不可能ではないのかもしれないが。