書店でテレビ番組雑誌をみたら、5種類の表紙がジャニタレだった。

 ジャニタレ一択の優遇措置は、テレビ局だけに限ったことではなく雑誌などにも及んでいる。まさに「メディア業界」全体が一体となって、事件発覚以前にもましてジャニタレ優遇措置を推進している。一時、歌番組もジャニタレ出演を控えていた民放各局も、最近はジャニタレグループ総出演となってきている。メディア全体を見ていると、癒着(不公平・不公正)大国らしい、これぞ「ザ・ニッポン」といった感じだ。メディア業界が、旧ジャニーズ事務所の新会社(新社長)を見て再び旧ジャニーズ事務所と同じ形になる、忖度が必要になると見切ったのだと思う。

 毎日、多くの政治家達の違法行為疑惑がニュースで流れているが、日本は政治家達とメディア業界人達のどちらが悪いだろうか。本来であれば、政治とメディアの2つが、国の意思決定機関と国の世論構成機関として最も重要な存在なのだと思うが、日本ではこの2つが最も悪(不公平・不公正・責任逃れ、嘘や偏った情報伝達、癒着等々)の象徴となっている。

 どうすればこの2つが変わっていけるか考えてみたが、現実的な方法が私には考えつかなかった。