国民民主党の前原誠司氏が離党し、新党を結成するという。

 野党は何十年同じことを繰り返しているのだろうか。これでは、いつまでたっても自民党の独裁政治が続き、不正や愚策が増える一方だ。

 最も大切なことは、政権交代可能な野党を作ることであり、そのためには自民党に匹敵する「数」が必要だということである。今の野党は自ら分裂を繰り返して数を減らし、自民党に有利になるような動きばかりやっている。民主主義では数で全てが決まるのだから、野党はまず数を集めることを基本にしなければいけない。基本的な政策合意などいらない。自民党内でも様々な意見の違いがあるが、数が集まらないと政権をとれないので、数を集めるためにはお互いに妥協をしている。しかし野党は数よりも政策合意や意見の一致を最優先にしている。そのやり方は、民主政治においては、間違っている。これを続けている限り、永遠に自民党の独裁国家となり続ける。野党はおかしい。政権をとれば苦労するから、あえて野党でいられるように努めているとしか思えない。