今年のフジテレビ「FNS歌謡祭」はジャニタレグループが総出演、司会もジャニタレの相葉氏になった。

 最近、昭和のヒット歌謡曲番組が多いが、数十年後に令和のヒット歌謡曲番組があったらジャニタレグループの曲も出てくるのだろうか。ファン以外は聞いたこともないような曲ばかりで、まさにジャニタレだからテレビに出て歌っていられるのだろう。司会をやってもドラマ主演でもキャスターでもレポーターでも何をやっても力量不足なのに、ジャニタレだからテレビ局が出演させているのだろう。

 わずか数か月前、メディア業界はジャニーズ事務所への忖度をやめて、公平・公正な番組作りに取り組む決意をしたばかりではなかったのだろうか。テレビ局は、数か月たったから国民は記憶がなくなった頃だろうと判断したのかもしれない。あまりにも国民をバカにしていると思うが、残念ながらその判断は的確だ。テレビ局は、やりたい放題になってきている。

 自主検証番組で必死に逃げ回っているテレビ局が今後生まれ変わり、実力主義の公平・公正な番組作りにかじを切る可能性は0%だと思う。

(注:記事内で「スマイルアップ」のタレントを「ジャニタレ」と書いているが、旧ジャニーズ事務所による圧力・脅迫営業によって今の地位を得たタレント達を、このブログでは、いわゆる「ジャニタレ」と表現している。「ジャニーズ」と書いているのは、「スマイルアップ」の社員は元副社長をはじめ全員がジャニーズ事務所の社員であり体質も変わらないだろうと思っているので、実態から「ジャニーズ」と表現している)