テレビ放送のキー局、及びNHKの社員や職員の中で、自分たちの社会的責任を正しく認識し、それに基づいて仕事を行っている人はいるのだろうか。

 国民一人一人の考え(意見)を作り、世論を作るのに大きな役割を果たしているのが、情報を与える媒体であるテレビ局だ。そこでは、どのようなレベルや思考の人々が、どのような目的で番組をつくり、それを全国民に向けて発信しているのだろうか。そこには最低限の規制しかなく(差別用語や性的表現など)、意図的に操作された内容でも嘘(部分的な事実や妄想)でも人権無視でも非道徳な内容でも社会の秩序や規範を壊すような内容でも、OKとなっている。

 どこからも指導も停止もされず、テレビ局は無責任に自由にやりたい放題できるしくみだ。意図的なのか、能力の劣る人が一生懸命やっているだけなのかわからないが、テレビ局員の無責任な行動によってストレートに被害を受けるのが自分達ではなく国民や社会とは、本当に残念な話である。