今晩、北関東の人気観光地の旅番組がある。見たい番組であるが、一応出演者を確認してみたら、やはりジャニタレが1人付く。とても残念ではあるが、私は見ないだろう。

 よく旅番組にジャニタレが1人くっついてくるが、どのジャニタレであっても旅の仲間に溶け込めず、うまい感想もいえず(当たり前の感想を短く言うだけ)、仲間に気を使わせて時々無理に話しかけてもらっている存在だ。

 見ている視聴者側も、ジャニタレがうまいコメントを言えるか、うまく仲間とコミュニケーションが取れるか、一番後ろからトボトボと寂しそうについていっていないかなど、とても気を使いハラハラさせられ、旅番組を心から楽しめない。

 なぜ、このような芸能人をあえてテレビ番組に出演させるのかというと、それは「ジャニタレだから」に他ならない。旅番組についてくるジャニタレ達がもし他の小さな芸能事務所であったら、魅力や表現力、才能面で、出演はできていなかったであろう。

 ドラマの主役でもニュースキャスターでも音楽祭の司会でも、「ジャニタレだから選ぶ」というのは、もう終わりにしよう。大きな事件が発覚した今変わらなければ、今後メディア業界における不公平・不公正体質(ジャニタレ優遇措置)は永遠に変わらない。