お笑い芸人が、社会問題や政治問題、国際紛争等について、テレビやSNS等で個人の意見を発信する仕事をするようになった。

 お笑いが好きで、お笑いの才能があって、お笑い芸人になったのではないのだろうか。

 あまり学習に専念せず、ボランティア活動や社会活動に触れたり、国際紛争や世界経済、社会保障などについて調べ考えたりなどといったこととも無縁の限られたごくごく狭い範囲で生きてきた学生生活だった故に、幅広い知識も専門知識も客観性も判断力も一般人に比べて劣るお笑い芸人が、いきなり偏ったわずかな情報を基に社会問題について頭に浮かんだことを無責任に全国に発信して世論操作をする。何とも哀れではずかしい存在だ。

 エセ評論家に逃げず、お笑い一本でやっている芸人だけが、売れている、売れていないに関わらず、「真のお笑い芸人」と言えるだろう。