来日観光客へのインタビューを見 ていたら、「日本のおもてなしを体験してみたい」と話している人がいた。「おもてなし」と聞くと、滝川クリステル氏の「お・も・て・な・し」が頭に浮かぶ。
私は、このあえて取り上げる「おもてなし」にとても違和感を覚える。おもてなしというのは、日本の売り物でも見世物でもない。他人を大切にしたり感謝の気持ちで人に接したりするという、単なる日本人の精神の表れの1つにすぎない。
外国人のためにやって見せている日本独特の物珍しいパフォーマンスではなく、客に丁寧に接することは、近所のスーパーの店員でも、八百屋のおばちゃんでも当たり前にやっていることだ。
あえて取り上げてアピールするような対象のものではないと思う。