日本対イングランドのラグビーの試合は、日本の負けに終わった。早朝ということもあり、後半の20~30分しか見なかったが、その間に日本は4,5回ノックオンし(前にボールを落とし)、スクラムを組むとすべて押し込まれ、ラインアウトでは日本が投げても相手に取られ、素早い動きのプロとモタモタ動く高校生の試合を見ているようだった。日本がボールをとって相手のディフェンスを抜け出し一人でゴールに向かって走っていった時は後に続いて走る日本選手は一人も誰もおらず、倒された時にパスができなかった。一人でも後に続いて走って入ればトライできた可能性が高かった。日本にはやる気も全く感じられなかった。数年前は、ここまで日本はひどくなかったと思う。
日本が何度もボールを前に落とすのは湿気や汗のせいかもしれないが、それは相手チームも同じ条件だ。よく見ると、相手チームは少しの休憩時間に手や腕にスプレーをやっていた。おそらくすべり止めであろう。日本は、様々な準備をやってきたのだろうか。
また、日本代表の半数近くが海外出身者で、そのさらに半分は帰化をしていない選手だ。日本国の代表としての責任感や命をかけて戦うような日本人らしい気持ちは、どれほどだったのだろうか。どうも寄せ集めの感が強く、まとまりや組織力、作戦でフィジカル面を補って世界大会で勝っていくというスポーツにおける日本のスタイルもなかった。
以前は結構強かったのに、なぜこれほど弱くなったのか見ていておどろいた。たまたま調子が悪かっただけなのであればよいのだが。