テレビ東京で時々放送される旅番組「水バラ」をいつも欠かさず見ていた。今日も3対3に分かれて競い合う要素を入れた旅となっていた。旅番組や街ブラ番組には高い確率でジャニタレが1人くっついてくるのだが、今日は一方のチーム3人全員がジャニタレだった。そのうちの何人かは聞いたこともないグループの人だった。旅がスタートすると、さっそく画面の左端にCDかコンサートの宣伝のような写真と宣伝文句が挿入されていた。ジャニタレ忖度(広報番組)もここに極まれりといった感じだ。明日、ジャニーズ事務所の会見があるので、その前に「やってやれ」と考えたのだろうか。テレビ局は本当にジャニーズ事務所忖度をやめようと、ほんの少しでも思っているのだろうか。

 日曜日夜の大河ドラマや「VIVANT」なども、演技がうまくないのにジャニーズだからという理由でジャニタレが出演している。視聴者は、演技が自然で上手な本物の俳優さんのドラマを見たいのだ。公平、公正、的確にきちんと解説できるキャスターを見たいのだ。楽しくなるような爽やかなレポートが見たいのだ。バス旅は、個性のない若者の日常会話など見たくもないのだ。特に最近、ジャニタレのテレビ出演が以前にも増して多くなっている。テレビ局の本気の反抗心が感じられる。

 蛭子氏と太川氏の1回目のバス旅から欠かさずずっと見てきたテレビ東京の旅番組だったが、今日初めてテレビを消した。残念である。