今日は終戦記念日である。
78年前、アメリカは日本の一般市民や民家を標的にした東京大空襲や全国各都市への爆弾投下、広島・長﨑への原爆投下を行った。これは許される行為だったのだろうか。アメリカでは、そうしないと日本は降参せずにもっと亡くなる人が多くなったから正しい行ないだったと正当化している。
それならば同じ論理で、ウクライナは絶対に降参しないから戦争を終わらせるために今のロシアも東京大空襲のようにキーウを爆弾で焼け野原にし、ウクライナのどこかの都市2か所に原爆を落として、多くの一般市民を殺し街を壊滅させても許されると、アメリカの政府や国民は考えるのだろうか。
なぜ日本はアメリカと戦争を始めたのか(日本を追い込んだ原因)、戦勝国による東京裁判の判決は有効なのか、中国や韓国での歴史は真実なのか等々、本当に公平公正で客観的な歴史を残すのであれば第三者による証拠の分析と研究が必要であり、その結果を各国の歴史とするのが適切であろう。しかしどの国も政治的、又は経済的にどこかの国とつながっているため、地球上に第三者は存在しない。つまり、客観的に正しい歴史を作ることは不可能である。敗戦国が、他国の偏った一面的な歴史、嘘の歴史を次の戦争まで黙って受け入れるしかなくなる。
ある程度の年月を経ると次第に国際関係が複雑になり、行き詰ってくる。そして定期的に大きな戦争が起きてガス抜きがされ、世界はリセットされる。それによって新たな国際関係や機関ができたり、国の立ち位置が交換されたりする。これの繰り返しである。うまくできている。