旅番組や街ブラ番組には、8割以上の確率でジャニタレが一人くっついてくる。盛り上げるわけでも他の出演者とうまく会話をするわけでもなく、むしろ他の出演者に気を使わせて話しかけてもらったりいじってもらったりする立ち位置だ。そこまでしてテレビ局がジャニタレを使う理由は、テレビ局によるジャニーズ事務所への忖度以外、私には考えられない。昨日はさかなクンの漁港の旅があったが、今回はジャニタレが一人ではなく二人もついてきて、それでもあまり盛り上がらないから王林ちゃんも参加させての4人旅だった。テレビ局もよくわかってはいるようだ。
大河ドラマも主役のジャニタレでは表情に乏しく演技も俳優並みではないので、主役以外の周りをすべてベテランの俳優で固めてジャニタレをサポートしている。
日曜夕方のジャニタレの料理番組も、番組名はジャニタレの名がついているが、彼のサポート役として出演している二人の芸人だけのほうが番組が面白いと思う。
バラエティはもちろん、ニュースから大河ドラマ、料理番組、歌謡祭の司会など、今やジャニタレはあらゆるジャンルのあらゆる番組に進出している。もちろん、最終決定権のあるテレビ局の意向や決定によるものである。なぜここまでみんながサポートしてまで、特徴や才能の乏しいジャニタレを使い続けるのだろうか。
演技がうまいから主役を演じる、レポートがうまいからレポーターをする、見ている人にとって旅や街歩きをさらに魅力のある楽しい番組にできるから参加する、ではなく「ジャニタレだから無条件で出演する」となっていないだろうか。このようなテレビ局の姿勢は、公平、公正、視聴者ファースト(実力や魅力のある人を出演させる)という点から、許されるものではないと思うのだが・・・。
国連人権理事会は、日本のメディアやジャニーズ事務所をグレー、又はアウトと判断した。はっきりと世界(国連)で結論を出してもらうまでは、とりあえずテレビ局とジャニーズ事務所(ジャニタレ)は自粛をしたほうがよい。日大アメフト部員と同じく、ジャニタレのほとんどはおそらく犯罪行為を知っていたのに黙認していたと思われるのだから。さらに言えば、国連が述べたようにメディアもアウトなのだが、まさかテレビ局が自粛はできない。しかしジャニーズ事務所との関係はけじめがつくまで自粛はできるだろう。