都心や観光地に行くと、外国人旅行客が驚くほどたくさんいる。完全なキャパオーバーだ。それに伴って、地下鉄内での飲食や携帯電話での通話、歩きたばこや4人以上が横に広がっての歩行、食事時のひどいマナーなど、日本人にとっては外国人による様々な迷惑行為がよく目につくようになった。自国では普通のことなのだろう。悪意はないのだろうが、他の国に旅行へ行く時には、その国の最低限のマナーや習慣、文化などは理解してから行かないと、相手国の国民に不快な思いをさせることになる。とはいっても、これまでは欧米や中東、オーストラリアや台湾など、言えばわかる国からの旅行者が多かった。

 今度、中国から日本への団体旅行が解禁になるという。中国人は習慣や道徳心など他国の人とはレベルが違う。地下鉄などで注意でもしようものなら、空港での肉や野菜の持ち込み旅行者の振舞いのように、大声でまくしたてるように反抗してくるだろう。買占め(爆買い)も中国人の特徴だ。かごいっぱいに同じ商品を大量に入れるなど、特定の品物が無くなってしまうような買い方をする。「一人10個まで」など、店舗では十分に気をつけたほうがよい。

 なぜ中国は解禁したのだろう。日本への嫌がらせだろうか。日本の街や観光地は、これからいったいどうなるのだろう。すでに日本はどこもキャパオーバーなのに、さらに多くの中国人を入国させたら日本のいたる所が人で大渋滞する。富士山の登山道や清水寺はどうなるか想像できない。治安や秩序も乱れると思う。下着のシャツで歩いたり、奈良のシカの顔をこぶしで殴ったり、国宝や文化財に落書きをしたり、ホテルの部屋の備品を盗んだり、大声で会話をしながら街中を歩いたりしないことを祈るばかりだ。

〈追記8/18〉中国の世界遺産である兵馬俑の博物館で口論の末に殴り合いにまで発展した原因は混雑だった。中国の観光地はどこも人であふれて混み合う状況になっているという。先日、日本への団体旅行を中国が解禁した背景には、混雑によるトラブルを減らす狙いもあったとみられるとの報道があった。なぜ日本に中国国民を押し付けるのか。自国で対処してもらいたい。日本の旅行会社や各店舗、警察、政府には、中国からの旅行者に対して日本のルールやマナーを徹底するよう全力を挙げてもらいたい。