ABCテレビの社長が会見において、「ジャニーズ事務所としても第三者委員会などで外部も入れて検討している。近々会見もあると聞いているので、それを見た上で見守っていきたい」と話した。

 ジャニタレの番組出演については、「出ていただいている方々に問題があるわけではない。番組にとって一番いいキャスティングをしていきます」とした。

 社長は、なぜ出演するジャニタレに問題がないと言えたのだろうか。きちんと本人に確認をとったのだろうか。もしかしたら、喜多川氏の性犯罪行為を知っていて黙認し、それによってさらに多くの被害者を出し続けるほう助をした人であるかもしれないではないか。そうなのか、そうでないのか、確認や調査をする前に、無責任に「問題がない」と勝手に決めつけて話を進めるところなどは、ジャニーズ事務所と同じ穴の狢のテレビ局社長だからなのだろうか。問題があるかないか、忖度なしに正当に決められるのは、テレビ局社長でもジャニーズ事務所でも第三者委員会でもなく、警察か国連による調査のみである。

 今は、ジャニタレやジャニーズ事務所、テレビ局など喜多川氏側は、自分の意見を話さないほうがよい。話すと必ず本心が出てしまい、印象を悪くするだけである。今日から、ようやく国連人権理事会によるジャニーズへの調査が始まった。そこにすべてを任せたほうがよい。