学校でいじめられた子供が自殺をすれば、大きな問題となって警察も教育委員会も学校も社会も動く。しかし自殺しなければ放置状態、あるいは学校で気休めの指導を行う程度しか行われない。
タレントのryuchell氏が亡くなった。原因は不明であるが、自殺したから原因について大きな問題となっている。自殺する前までは、局所的に不毛な対立はあったが、社会的には大きな問題になっていなかった。
被害者が自殺するかしないかだけで社会の対応が大きく変わる。自殺するまでに生じていた現象は同じであるのに・・・。
同じ現象があったのにも関わらず、人が死んだから解決に取り組む、だれも死んでいないから真剣に取り組まないというのは、おかしな話である。自殺者が出る出ないに関わらず、いけないことや不適切なことについては、国や専門家などが事前に対応したほうがよい。