ニュースを見ていると、よく煽り運転の動画が流れている。なかなか、無くならないようである。

 罰則が強化されたと聞いたが、日々あおり運転があるということは、罰則が抑止になっていないということだろう。

 調べてみたら、罰則は違反点数が1~2点、反則金が1万円以下だ。これでは、「罰則は緩いから、やりたい人はどうぞご自由に!」と言っているようなものである。煽り運転は「一発免停」にし、そのことを周知徹底すれば、煽り運転はすぐにでも無くなる。

 煽り運転をしても、数千円で済むならやってやれと思える罰則にしている意図がよくわからない。こうなると「罰則」そのものの存在意義が無くなる。もちろん何らかの理由をつけて決めたことだと思うが、その理由によって煽り運転を続けさせることと、煽り運転をなくすることの両方を天びんにかけての判断だったのだろうか。話し合いや会議は大切だと言われるが、そのメンバーが最も大切であろう。

 煽り運転をする人の割合は、全体から見るとごくごく少数であろう。その少数の人たちの特徴は、自己中で切れやすく、暴力的な人たちであろう。いわゆる社会における迷惑者である。その人たちに、我慢をしたり相手の立場を考えさせたりするための教育に、煽り運転での罰則強化が役立つ可能性もあると思っている。99%以上の普通の運転者は煽り運転などしないのだから、一発免停になってもまったく困らない。社会を浄化する意味でも、煽り運転の一発免停をお願いしたい。