健全な批判力とは、客観的な事実に注目し、先入観を排除して多様な視点を考慮しながら、その過程で得た情 報を踏まえて結論を下すことらしい。
それは難しいことであるが、もしそれができたとしても、多くの人に納得してもらえるとは限らない。人による情報処理とは、多くの場合現在持ち合わせている自分の情報に照らして振り分けが行われるからである。とはいえ、気づかなかった視点に気づいたり、論理の整合性によって間違いに気づいたりするということも実際に起こりえる。この違いは何なのだろうか。
私の想像になるが、それは「目的」に影響を受けるのではないだろうか。聞く目的、議論する目的によって、どちらにでもなってしまう。だから、例えばいくら中国と話し合っても、中国の目的は別の所にあるから、事態をさらに悪化させたりただの口喧嘩に終わったりするように感じられる。
まずは、誰かに物を申したり議論をしたりする時は、相手側の目的を確認することが重要なのかもしれない。