ジャニーズ問題つながりで嵐の櫻井氏について調べていたら、ファンに対する冷たい態度の数々が出てきた。すべてが事実かは不明だが、これほどあるといくつかは事実のようにも思える。

 嵐が人気グループになる以前から、このような態度をとっていたのであれば、認めることはできないが理解はできる。

「実ほど 頭を垂れる 稲穂かな」。政治家でも芸能人でもハッタリは見苦しい、というよりかわいそうに見えてしまう。能力に応じて誠実に軽やかに仕事をするのが、他人(周囲の人々や国民、視聴者、ファン等など)にとっても本人にとってもいいのではないだろうか。

 芸能人の中は、よく「プライベートは守ってほしい」と考えている人もいるが、会社員や公務員の数十倍の給料の中には、ある程度(すべてではない)のプライベートでの仕事代(会社で言うと残業代)が含まれている。だって、芸能人が、町工場での新技術を開発する仕事や国家公務員の仕事よりも数十倍難しくてすごい仕事をしているわけでもあるまい。単に職種が違うだけである。仕事内容が、歌を歌ったり、劇をやったり、バラエティで大騒ぎしたりするというだけで、何もすごいことはない。「その道のプロ」と言うのは、誰だってそうだ。プライベートの時間や個人情報(週刊誌情報等)の一部を莫大な金額で売っているという構造である。そのプライベートや個人情報の一部も売らないとしたら、莫大な給料は何の対価なのだろうか。

 テレビに出る人の仕事は「多くの人に・・・云々」と言うなら、電池や冷蔵庫などを作っている工場の人のほうがさらに大勢の人のためになっている。

 仕事(コメンテーターやバラエティなど)で不適切な態度をとっては仲間内の大笑いやテレビ局の忖度によって無かったことにしながら、ファンには犯罪まがいのような悪態をつく。芸能人には、自分は平民とは違うと思い込んで番組外での態度が悪い人が多い。傲慢にもほどがあるだろう。