良し悪しは別にして、ジャニーズ事務所、秋元康氏(坂道グループ)、吉本の3つが、今の歌謡曲やお笑い(バラエティ)を画一化し、日本の芸能文化の幅を狭く硬直化させていることは事実だろう。

 昭和の歌謡曲やお笑いは、一つ一つが個性的でバラエティに富んでいた。ドラマも、門外漢の素人が主演になるということもなかった。すべてが本物だった。芸能文化が豊かで輝いていた。テレビが大好きな私にとっては、人生の後半が残念なものになってしまった。

 もちろん、ジャニーズ問題同様、テレビ局による癒着や忖度(この3つばかりを出演させること)、バックアップ(過度な演出等)なしでは起こらなかった事態である。テレビ局が「諸悪の根源」と言ったら言い過ぎだろうか。