吉本やジャニーズといった大手芸能事務所と、公平・公正が求められるテレビ局との関係における圧力や忖度、癒着は、今回の喜多川氏による数十年にわたる多くの未成年者への性暴力事件を契機に、大改革されるのだろうと思っていた(テレビ局は黙認することで結果的に喜多川氏の性犯罪を助長してきた反省から)。ジャニーズ事務所は解体され、すべてのキー局の社長は外部からの社長に交代さるのだと思っていた。
しかし最近のテレビ局の報道の動きを見ていると真相の追及は無くなり、今までと同じく国民が忘れてくれるのを息をひそめてじっと待っているように感じられる。これでは何も変わらず、このままテレビ局の不公平、不正義、隠蔽、忖度等々は続いてしまう。今回の事件はテレビ局が生まれ変われる大きなチャンスである。これを生かさなければ、今後数十年テレビ局はこれまでの体質で行くことになる。マスコミも国民も、本当にそれでいいのだろうか。
ユーチューバーのひろゆき氏は「ジャニーズ事務所を解散してタレント達は他の事務所に所属したり独立したりするべきかと」と述べた。この人はこれまで私と考えがいつも異なっていたが、ジャニーズ問題については、なぜかいつも一致する。