国会議員の鈴木宗男氏は、集まった支援者に対し「G7の首脳がロシアを批難するより『一にも二にも停戦だ。我々が仲に入るから双方銃を置け』と言うべきではないでしょうか。」と述べた。

 ロシアが軍事侵攻する前であったら鈴木氏の論理は理解できるが、ロシアがウクライナの領土を奪い街を破壊し市民を殺し、去る時は残虐行為をしたり地雷を埋めたり子供を連れ去ったりした後に、「ここでストップ。ウクライナは反撃禁止!。領土奪還もだめ。今すぐ両者とも銃を置け。今の状態で領土決定。ロシアは無罪」では、ロシアと中国と北朝鮮と鈴木氏以外は誰も納得しないだろう。

 ロシアは、以前の軍事侵攻で奪ったクリミア半島や今回奪った東部を話し合いで返還することは絶対にない。そして、ロシアは今よりもさらにウクライナの領土を奪いたがっている。鈴木氏は、話し合いでこのロシアの希望通りに決定せよというのか。それ以外の決定では、ロシアが銃を置くことはないのだから。

 鈴木氏はG7にウクライナだけではなくロシアも呼ぶべきだったというが、これについては私も賛成である。G7会議に参加させるのではなく、招待国も参加しての拡大会議でロシアに主張させたかった。どうせ国連で繰り返してきた主張だろうが、あの自己中の理由で一般市民を殺し、街を破壊し、領土を奪うことを正当化する説明をインドやブラジルの首脳たちが直接目の前で聞けば、「ロシアはひどい国だ」、「やはり許してはいけない」と感じたのではないだろうか。