ウクライナのゼレンスキー大統領が来日した。G7の首脳が集まっているので、そこで直接更なる武器の供与を訴えるためなのだろう。
G7の在り方、方向性が少し変わってしまいそうだ。訴えは訴えとして事前に聞き、それをもとにG7だけで話し合ってもらいたかった。雰囲気に流されて思いもよらぬほうへ話が進みすぎないようにしてもらいたい。
ユーチューバーのひろゆき氏は「ゼレンスキーさんが来ちゃうと“ロシア対それ以外”になっちゃうので、中立の立場で間を取るのは無理になった気がしますね。(中略)ゼレンスキーさんの一人勝ちになるんじゃないかなって感じですね」と語った。私は、初めてこの人の言うことに納得できた。
西側諸国は、絶対にロシアの軍事侵攻を認めない。自分の理由によって相手国を一方的に攻撃したり残虐行為などをしてもよいと認めたら、その後の世界はめちゃくちゃになる。しかし、西側諸国の絶対にゆるぎない意思でさえ、ロシアの意思に勝るものではない。ロシアは国の存亡や大統領の命をかけて攻撃をしているのである。黙って負けるくらいなら、持っている武器を使って引き分けに持ち込むだろう。
この戦争の着地点が、私には想像できない。