ウクライナとロシアの戦争で、中国が話し合いで解決するよう乗り出すという。 

 中国と北朝鮮は、これまで国連会議の場などでロシアの味方をし、ロシアのウクライナ攻撃を事実上サポートしてきた。そしてロシアがミサイルや武器を使い果たし、ウクライナがようやくこれから反転攻撃をする番になったら、攻撃ではなく話し合いをするように動き出してロシアを守ろうとし始めた。もちろんこの中国の動きは、ロシアが味方の国から武器をかき集めるまでウクライナの攻撃を止めるための時間稼ぎであろう。

 日本もアメリカも韓国も、中国の考え方ややり方はすでに熟知している。ウクライナは中国に心を許したり、中国が言ったことを信じたりして、あとで取り返しのつかないことにならないよう、中国に関する情報を十分に集めたほうがよいと思う。

 中国は過去に真に和平のために動いたことが1度でもあっただろうか。自国の利益のためになる国を守ることはしてきたが、両者にとって、あるいは地域全体や世界のための言動を行った記憶が私にはない。そこは徹底していたと思うが、私の情報不足だろうか。