アメリカの国の借金問題について、バイデン大統領は「問題が解決しなければ、G7(広島サミット)に行かない」と発言した。

 G7サミットは西側諸国の強固な連携を世界に示すものであり、内容や宣言は別にして行うこと自体に重要な意味がある。G7が崩れたら、世界をまとめリードしていく主体を失い、参加各国はもちろん、世界各国は希望の道を失い、悪の枢軸国家がますます好き勝手なことをやり、世界が大変なことになってしまう可能性がある。

 バイデン氏の発言は、「G7とは参加してもしなくてもどうでもいいようなものだ。G7の結束は強固なものではない」と、ロシアや中国、北朝鮮を含む世界に対して発信するようなものである。嘘でも、このような発言はするべきではなかった。さらに言えば、実際彼がG7広島サミットに参加しないこともないだろう。

 彼は身体だけではなく、頭(思考力や判断力等)も衰えてしまったのだろうか。世界をけん引するアメリカ大統領の能力は、世界情勢、世界平和に直結する。もっと若くて世界を任せられる能力の高いリーダーは、もうアメリカにいないのだろうか。バイデン氏、トランプ氏の選挙などは、もう見たくない。