岸田総理が襲われた。

 これについて、参政党のメンバーが、支持率を上げるための仕込みじゃないかとツイッターでつぶやき、「人の命をなんと思ってるのか」、「いや、貴方おかしいよ 一歩間違えば命がなくなってたかもしれないんだよ」などといった異なる感想が集まっているという。

 この参政党の人が言うように、犯人が爆発物を投げた後30秒ほどしてから爆発したのは不思議であるし、襲撃された後すぐに昼や午後には街頭演説を行ったことも不思議だ。犯人が一人ではなくグループであれば、漁港で失敗した場合に備えて次の演説やその次の演説で襲撃する準備をするのが自然である。単独犯かどうかまだわからない危険な状況下で街頭演説を再開した。事件後の街頭演説では警備をさらに厳しくしたから安全だったというかもしれないが、大勢の聴衆の荷物をすべて調べることはできない。たしかに怪しい点はいろいろとある。しかしどちらだったのか現時点で断定はできない。すべて個人の想像や感想を言うだけである。

 今回の事件を見て、断定的な表現ではなく、自分の予想や感想を述べることは自由であろう。そしてその感想に対して、いろいろな人がさらに自分の感想や考えを述べることもまた自由なことであり、これは健全な姿だと思う。そこに悪口や喧嘩腰の表現、断定的予想が入ってくるとおかしなことになってしまう。