ウクライナから一人で日本に避難してきた若い女性のインタビューを見た。今の思いを聞かれた彼女は、「プーチンは悪いが、一番ひどいやり方で侵攻しているのはすべてロシア人。ロシア人が嫌いという考えは変わらない。全部嫌い」と語っていた。
まさに日々ウクライナにミサイルや攻撃ドローンを撃ち込み、ウクライナの人々を殺し、街を破壊し、地上戦では残虐な殺し方をし、女性を強姦し、子供たちを連れ去っているのは、プーチン以外のロシア人である。先日、盗聴されたロシア兵とその妻の会話が公表されたが、そこには妻が夫のロシア兵に対してウクライナの女性を強姦しろと言った旨のことがあった。先の大戦で日本が負けた時、ソ連はだまして多くの日本人をシベリアに連れて行って働かせたり、戦争に負けた日本人女性を強姦したりした。百歩譲って戦争で相手をただ殺すだけならまだわかるが、残虐行為や強姦などは関係ないだろうと思うのだが・・・。数十年たってもロシアは昔のままのように感じる。今の先進国では考えられないことである。閉鎖的で独裁的であるがゆえに、精神的な改善や進歩があまり進まなかったのかもしれない。ロシア以外の自己中でやっかいな国々も、やはりどこも閉鎖的で独裁的だ。
日本では、ウクライナからの避難民や以前から日本に住んでいるウクライナ人が集まって、戦争反対の集会などが時々行われているが、当初そこに在日ロシア人が入り込んで「プーチンが悪い。私たちロシア国民は悪くない」と訴えていた。中にはウクライナ人に対して握手を求めたりハグをしてきたりしていた。このような在日ロシア人たちの行動はウクライナ避難民の傷に塩を塗る行為ではなかっただろうか。ウクライナ人は優しいので、我慢をして参加したロシア人と握手をしたり「ロシア国民は悪くない」と言ってあげたりしているが、心の中では怒りと悔しさで涙を流しているのではないだろうか。在日ロシア人たちのこのような行動は、私にはウクライナ人の気持ちを無視して自分たちは無関係だとアピールするために悲しんでいるウクライナ人を利用しているように見え、ロシア人の力強さ?を感じたものだった。
日本に住んでいるロシア人は犯罪を犯していないので犯罪者とは思わない。でも、ウクライナ人の気持ちを考えて、自己中と思われるような軽率な行動はとらないほうがいいのではないかと個人的には思うのである。