複数の国で、軍事パレードなるものが行われている。戦車やミサイルなどが列をなして進み、それを大勢の市民や国のトップが見て拍手を送る。
北朝鮮では、キム・ジョンウンが核ミサイルの発射実験を見ながら満面の笑みを浮かべて拍手を送る。
このような映像を見ると、私は映画の「続・猿の惑星」を思い出してしまうのである。神殿に大きなミサイルが神様や仏像のように奉られている衝撃の場面である。
どちらが未来なのかよくわからないが、やっていることは同じようなことであろう。進む方向を変えるなら早いほうがよい。それとも手遅れか・・・。絶対的なプライドを備えた中国やロシア、北朝鮮などは、戦争になった場合核ミサイルが自国にあるのに使わずして降参すると思う人はいるだろうか。人類は、核未満の範囲で軍事競争をしたり戦争をしたりすることが必要である。限度を設けなければ、際限なく危険性が高まっていくだけだ。
ちなみに映画の最後は、コバルト爆弾のスイッチが押され、地球が宇宙の塵と化す。